最近では、起きている時間の中心に短い睡眠(仮眠)をおくのがいいと言われている。
昼間の学校(予備校)で仮眠を取ると、夜の睡眠の質を良くすることができると言われている。
僕も仮眠をやっているが、夕方~夜にかけての集中力も改善されると実感している。
仮眠と言えば、眠くなったらするもの、
というイメージをするだろうが、
「戦略的」仮眠とは、
眠くなる前に計画的にとるものだ。
その後の勉強の効率が上がる。
ではその戦略的仮眠とは、一体何なのか。
①午後3時までに
②6~30分間眠ること
※椅子に垂直に座り、頭は固定する(壁に頭をつけるイメージ)
である。
それぞれについて紹介しよう。
①午後3時までに
ずっと起きている時間が長い人ほど、
夜間に深い眠りに入ることが分かっている(デルタ波という脳波の測定で判明する)が、
午後3時以降に仮眠を取ると、
夜の睡眠が全体的に浅くなって(デルタ波が弱くなる)、
全体のバランスが崩れてしまうのだ。
②6~30分間眠ること
5分に満たない睡眠では、
脳にたまった睡眠物質が眠りによって分解されず、
仮眠することによる効果がない。
逆に30分以上寝てしまうと、
深い眠りに入ってしまい、
起きてからしばらく頭がぼーっとしてしまうため、
それがなくなるまでに時間がかかる。
これだと、勉強の効率を上げるという目的からは外れてしまう。
※椅子に垂直に座って頭を固定する
というのは、深い眠りに入らないようにするためには理想の姿勢だ。
机に突っ伏して寝るのは腕がしびれるからやりたくない。
受験生なら特に、
この時期は勉強時間がほしいと切実に思う時期だよね。
夜に寝る時間を削るのは非効率だから、
起きている時間をいかに有効に使うか、
ということを考えようね。
そのためにも「戦略的」仮眠は大事だよ。
ー以下は余談ーーーーーーーーーーーーーーー
目を閉じるとアルファ波という脳波が出てくるが、
これによって出てくるのが、神経伝達物質のβエンドルフィンだ。
このβエンドルフィンというのが、
集中力を向上させるほか、ストレス軽減する効果もある。
だから、ごく短時間目をつぶるだけでも、
すっきりとした感じがのだ。
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