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睡眠について学ぶ 第3回 「短すぎの代償」

前回は長すぎる睡眠はダメ、という話をしたので今回は短すぎてもダメ、ということについて書くよ。






これはなんとなくわかっていることだと思うので、おそらくみんなが思っている以上に、短すぎる睡眠というのは深刻だ、ということが伝わればと思って書こう。






睡眠負債という言葉、最近どこかで聞いたことがあるかな?







睡眠の研究者の間では、睡眠不足とは言わずに、睡眠負債という言葉を使う。

睡眠時間が足りないことによって、簡単には解決しない様々なマイナス要因が積み重なっていく、ということを表している。







たとえば寝不足の日、数秒間意識が飛んでいた、ということを経験したことがあると思うけど、これって脳の防御反応なんだって。

つまり、脳の防御反応が出るくらい、睡眠負債は脳に悪い、ってことだね。






夜勤明けの医師たちでこのことを実験したことがあるらしく、勤務時間中の実験でも、数秒間意識がなかった状態が測定されている。

このことをマイクロスリープと言うらしいが、脳波を測定すると、この瞬間は眠っている状態とのことだ。





もし自分が手術をしてもらっているときに、担当の先生がマイクロスリープの状態になっていたらと想像するとぞっとするし、


車を運転している人が、時速60キロで走っているときに3,4秒のマイクロスリープになってしまったら、その間に約70メートルも車は進んでいると思うと、怖くて車には乗れないし、街で歩いていたり自転車に乗っているときに、そんな車に出くわしたくないよね。






長い目で見たとしても、睡眠負債の悪影響は大きくて、アメリカで100万人の睡眠時間の調査をした際に、6年後の死亡率が一番低かったのは、約7時間寝ている人たちだったとのことだ。

アメリカの平均睡眠時間は7.5時間ということを考えると、それに近い人たち、ということになるね。

より短く寝た人の6年後の死亡率は、それに比べて1.3倍高かったんだって。







睡眠負債をためることは、起きている時間は長くなるからその分活動できるというメリットはあるけど、起きている時間の脳の働きが鈍くなる(ときには止まることもある)ことなどを考えると、デメリットが大きいと思う。






日本人は睡眠時間が6時間未満の人が約40パーセントもいるとのことだが、この人たちに聞くと、7.2時間は寝たい、と思っている人がほとんどだそう。

この人たちは、着実に睡眠負債を貯めているってことだ。






つくば周辺の高校は学校の進度が早かったり、課題の量が多かったりして、学校の授業以外で勉強する時間もかなり必要だ。しかも部活もやっている、という風になると、寝たい時間だけ寝れない子もとても多いと思う。






ただ、スケジュール的により長く寝ることが難しいこともあるよね。

そういう時は、いかに睡眠の質を上げるか、ということが大事になってくる。







次はその内容を書こうと思う。

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